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中耳炎について 子どものケガ・病気 子育てのヒント

子どもの中耳炎~鼓膜チューブ留置術について

投稿日:2017-05-30 更新日:

もくじ

子どもの中耳炎って本当に多いです。

小6になるわが家の長男は,生後6ヶ月くらいからずーっと中耳炎なんです。
小学生の中耳炎ってどうやったら治るの?

本当にやっかいな病気です。
中耳炎にもいろんな種類があるんですが,大きく3つの種類に分けられます。

①急性中耳炎
②反復性中耳炎
③滲出性中耳炎

①の急性中耳炎は,文字通り急に起こる中耳炎のことです。
症状は主に,耳痛・耳漏(みみだれ)・発熱・難聴などです。
②の反復性中耳炎は,急性中耳炎を何度も繰り返す状態のことです。
③の滲出性中耳炎は,中耳炎を繰り返すことによって「中耳に浸出液が溜まってしまう」状態のことです。
わが家の長男がまさにこの症状です。

そして滲出性中耳炎のやっかいなところは「耳の痛み」「発熱」などの症状をほとんど伴わない,というところなんです。

唯一の症状が「難聴」であることが多く,
「最近やたらテレビのボリュームをあげるなぁ」
「何か聞いても返事をしない」
などの症状が現れて初めて気付いた,なんてこともあります。

長男の場合,長期間耳鼻科に通院していたので幸いにも早期に気付くことが出来ました。
でも,時々言ってたんですよね,こんなことを。

「いっつも水の中に潜ってる感じがする。なんだか右の耳だけ少しぼわーんとする」

耳鼻科の内視鏡で検査してもらったところ,鼓膜の奥の「中耳腔」という部分に大量の膿(うみ)が浸出液となって溜まっていました。これが聞こえの妨げとなっていたんです。

 

滲出性中耳炎はどうやったら治るの?

滲出性中耳炎になってしまうと,一旦中耳腔に溜まった滲出液を外に出してやらなければいけません。
これが「鼓膜切開術」です。
麻酔してからメスで鼓膜の一部を切開します。ほとんど痛みを感じることはないため、外来でもできます。
鼓膜の穴は数日で自然に閉じますので,悪い影響が残るなんてことはほとんどありません。

しかし,たびたび繰り返す場合(うちがそれに当てはまりました)鼓膜にチューブを入れる手術『チューブ留置術』を行うことがあります。

鼓膜切開術と方法は同じなんですが,鼓膜を切開して滲出液を抜いた後,鼓膜に小さなシリコン製のチューブを差し込んで鼓膜の通気を良くしておく,という方法です。
『鼓膜チューブ留置術』というそうです。俗に『チュービング』ともいいます。

この『鼓膜チューブ留置術』基本的には外来で行われますが,小さな子どもの場合入院して全身麻酔を行った後に行われることもあります。
長男は小学4年生くらいからこの『チューブ留置術』を受けていますが,基本的にいつも外来でしてもらっています。

毎回入念に麻酔をしてもらっていますが,それでも本人いわく
「けっこう痛いんよーこれが!」
と言っています。

溜まった滲出液を吸い出すときに「ゴオーッ!」となかなかすごい音がしてますからね(*_*;
その音によって「怖さ倍増」って感じなんでしょうか・・笑

所要時間は麻酔も含めて約30分ってところです。
あっという間に終わっちゃいます。

手術後はやはり痛みがけっこうあるそうです。
ほんの小さな手術とはいえ,メスを入れてますからね。
手術当日は感染症予防のため「抗生物質」を三日分処方されます。
必要に応じて「痛み止め」も処方していただけます。
「痛み止め」は当日一回の服用で,翌日はケロッとしていますよ!

小学6年生とはいえ,手術を受ける前はやっぱり多少怖いんでしょうね~
毎回顔が引きつっています(笑)

でも,術後はすっごく晴れやかな表情で,
「やっと耳がスッキリした!よく聞こえるよ!」
って言っています。

こんな大変な思いをさせちゃって本当にごめんね・・・
って毎回胸が痛くなってしまう母です。

 

チューブ留置術を受けたら中耳炎が治る?

チューブ留置術を受けたら,中耳炎がすっかり完治する!
残念ながらそうではないんです。
鼓膜の中に空気の通りを良くする「チューブ」を常に入れておくことによって中耳内の風通しが良くなり,余計な滲出液(膿)が溜まるのを防いでくれる!
これが最大の目的なんです。

他にもたくさんの利点があります。
★中耳炎にかかる頻度が大幅に下がる。
★耳がよく聞こえるようになるため,気分が良くなる。
★耳の通気が良くなり,熟睡できるようになる。
などなど・・

もちろん,合併症の可能性もゼロではありません。
非常にまれですが,発熱や耳垂れ,聞こえが悪くなるなどといったことがあった場合には,すぐに受診するようにしてください。
※うちの長男は過去10回以上「鼓膜チューブ留置術」をしていただいていますが,今のところ合併症は全くありません。

 

チューブ留置術後に気を付けなくてはいけないこと。

鼓膜に小さな穴を開けて意図的に空気の通りを良くしているわけですから,外部から水が大量に入ったり細菌が入ることを防ぐ必要があります。
普段の入浴や洗髪などは通常通り行っても全然問題ありません。

気を付けなくてはいけないのは,
プール(水泳)なんです!

小学生の場合どうしても避けられませんよね・・(>_<)
夏場にチュービングをした場合,本当に可哀そうです・・・長男もしばらくはプールの授業はいつも見学していました。

なんとかならないものか・・・

かかりつけの耳鼻科医に相談したところ,
「耳栓をつけて泳げば大丈夫だよ。ただし,潜水や飛び込みはなるべくしないでね」
とのアドバイスをいただきました!

「耳栓」っていっても,100均で売られているようなものじゃダメなんです。
使ってみましたが,やっぱりすぐ外れちゃうし,水が簡単に入ってしまう・・

そこで先生に紹介していただいたのがこのイヤーパティという耳栓。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

イヤーパティ(1個)
価格:864円(税込、送料別) (2017/6/1時点)

柔らかいシリコン製のゴム作られた非常に安全性の高い耳栓なんです。
何度も使えるし,大人でも子どもでも使えるフリーサイズ。
なんといっても「耳鼻科の先生が推奨する」という点が一番安心できるポイントなんです☆
うちはかかりつけの耳鼻科で購入させていただきましたが,楽天にも同じものがちゃんとありますよ(^^)

水泳はいつも一人だけ見学・・・がとても辛かった長男。
迷わずさっそく購入!

最初はつけるに少し戸惑ったものの,すぐに慣れることができ,思いっきり夏を楽しめるようになりましたよ♬

 

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