先日小学校でちょっとしたトラブルがありました。
新一年生のママさんから聞いた話です。
フルタイム勤務を終え,いつも通り17時に帰宅すると
いきいき子どもクラブ(放課後学童保育)に行っているはずの
わが子が玄関の前で泣きじゃくっていたそうで・・。
急いで子どもを家の中に入れて事情を聞いてみると
「17時にいきいき子どもクラブにお迎えに行くからね~」
とママが伝えていたのを
「学校にママがお迎えに行くからね~」
と勘違いし,いきいき子どもクラブに行かずに
そのまま下校してしまった・・とのことらしく。
でも,そんな行き違いを無くすべく,学校及び学童保育では
「連絡ノート」
を常に使用し,保護者との連携を密に取っているはずなんです。
実際にそのママさんもきちんと「連絡ノート」に記入し
学校に持たせていました。
「今日はいきいき子どもクラブに行かせます。」と記入して。
当然そのママさんは憤慨し,
担任の先生に事情を聞きに行ったそうです。
「どうしてこんなことが起こったんですか?」
と尋ねると,
「○○君が,今日はママが迎えに来ます,って言っておられたので
てっきりそのまま帰宅するものだと勘違いし・・本当に申し訳ございません。」
としきりに頭を下げておられました。
「どうして連絡ノートをきちんと確認してくれなかったんでしょうか?」
「本当に申し訳ありませんでした。以後このようなことがないように十分配慮いたします」
とりあえずそこで話は終わったようなんですが・・・。
今回のこのトラブル,不運なことにいろいろな条件がそろってしまったことにも
一因があるかもしれません。
●担任教諭が他校から転任してきたばかりの新採用の先生だったこと
●学校を管理・運営するはずの教頭先生も,これまた転任してきたばかりだったこと
●新一年生お子さんも長子さんで,様々な事情がうまく呑み込めなかったこと
などなど・・・。
でも,一番の原因は担任教諭が
「きちんと連絡ノートを確認していなかったこと」
これに尽きると思います。
子どもが何と言おうと,親の指示は絶対です。
低学年,しかも新一年生であればなおさらでしょう。
「○○君がこんなことを言われていますが,本当でしょうか?」
と,保護者の緊急連絡先に確認するのが本当だと思います。
実際学校にはきちんと「緊急連絡先」を記入して提出するように
保護者に義務付けられています。
そのママさん,しばらく怒っていらっしゃいましたが(当然ですよね)
いろんな人に話を聞いてもらううちに,少しずつ気持ちの整理ができたようです。
「めちゃくちゃ腹が立ったけど,もういい勉強になったーと割り切るしかないよね」
って。
かしこい!
でも,大切なわが子を守るために,こんなことは二度とあってはいけません。
泣き寝入りせずに,事実を詳細に学校に伝えた上で,
今後の対策をとっていくことが何よりも重要だと痛感した出来事でした。