「・・・・・」
さっきまで兄弟2人で仲良く遊んで(暴れて?)いたのに
なんだか急に静かになったんです。
「ん?おかしいぞ」
ただならぬ気配を感じ,リビングに隣接する和室に行ってみると・・
うつむいて黙っている兄弟。
何気なく窓に目をやると,そこには目を覆いたくなるような光景が・・!
見るも無残に骨組みまで破壊された障子が
ヒラヒラと風に揺れておりました。
私「誰がやったん?」
長男「○○(弟)が,ふざけて暴れてオレにぶつかってきて,やり返したら窓にぶつかって破れた。」
次男「ちがうよーお兄ちゃんが最初にやってきたんじゃけー!」
長男「嘘つけー!お前が最初にふざけて手を出してきたんじゃろー!」
次男「うわーん( ノД`)」
私「もういい!二人とも罰として外でシュート100本!入るまで許しません。」
スゴスゴと玄関先のバスケットゴールに向かう二人。
「いっぽーん,にほーん,さんぼーん・・・」
泣きながらシュートを打つ兄弟の姿がそこにありました(笑)
長男はね,わりとすぐに100本なんて入っちゃうんです。
問題は小3の次男坊。案の定,なかなか入りません。
「どうするのかな~?」
と,窓の隙間からそっと覗いて見てたんです。
すると,そこにはシュートが入りやすいようにゴールを下げてやって
「近くで打てよ」
と弟をさり気なく気遣う兄の姿が・・。
そして30分も経った頃でしょうか,
「お母さ~ん,100本終わったよー」
とにこやかに帰ってくる次男の声。
「お兄ちゃんは?」
と聞くと,
「お兄ちゃんはねぇ,まだなかなかシュート入らんのんよ」
とあっけらかんとした顔。さすが次男坊(笑)
その後も黙々とシュートを打ち続け,やっと100本達成した長男。
ムスッとした顔で帰ってきました。
「障子どうしよっか~困ったねぇ」
とだけ言って,あとはあえて何も言いませんでした。
二人とも反省しているのは間違いないですもんね。
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「お父さんに言わんといけんよね・・」と長男。
「そうだね,黙っとく方がいけんよね」と私。
それからしばらく何か考えていたようです。
その夜旦那が帰宅。
どうするのかな~と思っていましたが・・・。
長男「お父さん,今日障子を破っちゃいました。ごめんなさい」
父「そっかー見せてみ」
ボロボロになった障子を見た旦那は・・・・大笑い(^^
「男の子じゃけーのぉ,これぐらいしょうがないわ,ハハハ」
私と長男も顔を見合わせて大笑い。
「ぜったい,そー言うじゃろうと思っとった」
私も長男も,お互い想定範囲内の反応だったようです(^^
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子どもによっていろいろな対応の仕方があると思いますので
一概には言えませんが,
男の子って意外と,責めれば責めるほど意固地になってしまって
かえって反抗して素直になれないってこと
意外に多いのかもしれません。
そこを上手く利用して
自分から反省する気持ちを引き出す
人から言われると,本当に悪いと思っていることでも
素直に反省できないってこと,
大人でもありますもんね。
男の子は小さい頃から何気にプライド持って生きています。
親の些細な一言で傷つくこと,けっこうあると思います。
女である母親からすると
「理解不能」
な部分って,本当に多いです。
でも基本的に優しいし,繊細です。
困った時は必ず守ってくれます。
それが男の子です。
失敗をやらかすのが男の子
でも,その失敗を自ら省みて同じ失敗を二度としないように
仕向けていく・・のが親である私たちの役目でなんでしょうね。