大学入試において重要な位置づけであった「センター試験」が廃止され
「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」が2020年以降に実施されることが決まりました。
この「大学入学希望者学力評価テスト」って,一体なに?
「センター試験」と何が違うの?
って感じですよね。
要するに,今までの「センター試験」では図ることの出来なかった
●表現力
●思考力
●判断力
●コミュニケーション力
●協調性
などを正確に判断するために,従来のやり方を変えて入学適合者を選抜していこう
という考えではないか,と思います。
従来の「センター試験」ってマークシート方式が大きな特徴でしたよね。
難しい問題であるには変わりないんですが,とりあえず何か選択すれば当たるかもしれない。
要するに「まぐれ」で通っちゃった~みたいなこともあり得るかもしれませんよね。
でも,記述式であればそうはいかない。
とりあえず記号を選べば~なんて簡単なものではなく,自分の考え・主張を分かりやすく
アピールしていかなければならない。
でも,これってなかなか難しいです。
自分の頭の中で考えていること・思っていることはたくさんあるんですが,
それを人に分かりやすく伝えることって,そう容易くできるものではないですよね。
わが家の子ども達も作文や日記が本当に苦手です。
苦手っていうか,嫌い?面倒くさい?
そんな感じなんです。
学校の宿題に「日記」「作文」が出た日なんて
めちゃくちゃ憂うつそうな顔をして帰って来ます(笑)
今日学校であったこと
先生に言われて思ったこと,考えたこと
友達との会話・遊びの中で感じたこと
など,家に帰るといろいろ話してくれます。
でも,話す内容がけっこうめちゃくちゃだったりするんですよね。
●時系列がバラバラ
●主語がない(誰が?がない)
●核心の部分が不明
●結局何が言いたいのか分からない・・
一生懸命話してくれる子どもに対して
「いったい何が言いたいの?」
なんて,冷たく突き放すのもヒドイよね~と思い,
「で,それは誰の話?○○君のこと?」
「そうそう,○○君がね~」
「そっかーだから,こうなって困ったんだね」
「そうなんよーお母さん分かってくれる?」
みたいなフォローを入れて,やっと会話が成立するって感じです(笑)
でもこれだと,このことを例えば日記に書こうと思ったら
意味不明・支離滅裂・・な文章になっちゃいます。
だからこそ!あえて!
今日会った出来事を日記に書いていけばいいのでは・・?
そんな風に思います。
だから日記の宿題が出た日なんか逆にラッキーだと思って
文章表現の練習をしていけば…なんて,なかなか子どもにそこまでの
欲はないかもしれませんよね。
何年か前,わが家「交換日記」をしていたことがあります。
親と子で日記を書き合って交換していくんです。
しばらく続きましたが,やがて消滅してしまいました(^^;
今欠かさず続けているものは
「バスケノート」なんです。
バスケットボールの練習や試合がある日には,練習の記録として
「バスケノート」を書くようにしています。
指導者から叱られたこと・褒められたこと・自分で気づいたこと,など。
箇条書きでもいいので,忘れないように書き留めるように伝えています。
この子たちが大学入試に臨むころ,入試の変革の流れの中で戸惑うことがないように
今のうちから少しずつ準備をしていけるといいな。
そんな風に思う今日この頃です。