小学3年生くらいになると、少しずつ勉強も難しくなってきます。
国語・算数に加え、社会や理科も新たに仲間入りし、ランドセルの中身もだんだん重くなっていきますよね。
得意な教科と苦手な教科がハッキリしてくるのも、ちょうどこの頃。
なかでも算数はもっとも苦手とされやすい教科のひとつ。
でも算数って嫌われやすい反面、その特徴さえつかんでさえしまえば、好きな教科に大変身させることも意外にカンタンなんですよ~
・小学3年生で習う算数のつまずきやすい単元はどこ?
・苦手な単元はどうやって勉強する?
子どもが算数嫌いにならないように、一緒に考えていきましょう☆
もくじ
小学3年生で習う算数ってこんな内容
これは算数に限らずほかの教科にも言えることなんですが、小学3年生の勉強って「ちょっと考えないと解けない」これが今までと大きく変わるところです。
小学1.2年までは、子どもでもそれほど考えなくても解けるような問題がほとんどでしたよね。極端な話、テレビを見ながらでも宿題ができていたのが、小学1.2年生。
しかし、3年生になるとそうはいきません。
必死で考えないと解けない問題が山ほど出てくるんですよ~
◎わり算
◎足し算と引き算の暗算
◎時こくと時間
◎長さ(きょりと道のり)
◎3ケタや4ケタの足し算・引き算
◎あまりのあるわり算
◎大きな数
◎かけ算のひっ算
◎計算のじゅんじょ
◎足し算と引き算の関係(□を使った式)
◎小数・分数
◎円と球
◎三角形
◎重さ
これが小学3年生で習うおおよその内容です。
小学3年算数つまずきやすい単元ベスト3
この中で3年生の子どもがつまずきやすい、苦手になりやすい単元ベスト3はコレ!
①長さ(きょりと道のり)
②時刻と時間
③足し算と引き算の関係(□を使った式)
これらがなぜ子どもに嫌われやすいのかというと、どれも頭のなかで状況を想像し、その形や変化の様子を予想していくという、今までとは違う頭の使い方が要求されるようになってくるからなんです。
なぜそうなるのか?どうしてそうなるのか?
その問題に対して興味・関心を持ち、なんとか解決していこうとしっかり考えるチカラがないと解けないようになっています。
与えられた計算だけする、それまでの算数とは決定的に違う点がココ。
要するに「ちょっと面倒」なことが出てくる。だから子どもに嫌われちゃうんでしょうね☆
苦手な単元でつまずかないようにするためには?
例えば①きょりと道のりの場合、実際に家から学校までの距離と道のりの違いを、子どもと一緒に地図を見るなどして確かめてみるのもひとつの手です。
そして、一番大切なことは「きょり」「道のり」の違いをちゃんと分かっておくこと。
【きょり】:まっすぐに測った長さ
【道のり】:道にそって測った長さ
これを理解しておくことが何よりも大切!
算数でつまずきやすい子どもの大きな特徴の一つに、教科書に出てくる用語を正しく理解していないという点が挙げられます。
なんとなくわかったつもりになって、なんとなく理解しているような気になっているため、用語の意味を正しく理解できていないんですよね。
だから、いざ問題を解こうと思っても解くことができない。もしくは問題の意味が理解できない。そして算数がますます嫌いになっていく・・・
勉強する上で一番大切なことは、自分がちょっと苦手な科目や単元にぶつかった時は、教科書をもう一度きちんと読み直してみる。基本に戻ってみる。そして、素直な気持ちで教科書に書かれていることを覚えようとしてみる。たったこれだけ!
つまずきやすいところ、苦手な単元を克服しようと思ったら、学校の教科書をもう一度最初からゆっくり読んで、書かれている意味をていねいに読みとる。
用語の意味を正しく理解することが、つまずきを克服する最大のポイントです!
大事なことはトイレで覚えよう!
いざ理解しても、あっという間に忘れてしまうのが子ども。
とくに教科書なんて、勉強する以外に開くことなんてほとんどないはず(笑)
でもそれじゃ、せっかく覚えたことも水の泡・・・
覚えなきゃいけないこと⇒勉強すること⇒面倒なこと
こういう図式が成り立ってしまう前に、覚えなきゃいけない大事なことは、思い切って日常生活の一部にしてしまいませんか⁉
例えば、算数の九九や公式、図形の決まりごとなど、必要最低限覚えておかなくちゃいけないことは、紙に書いてトイレの壁に貼っておく。たったこれだけです。
リビングや勉強部屋の壁でもいいんですが、ダントツに効果があるのはやっぱりトイレです☆
うちも以前リビングの壁に九九や漢字の表を貼ってたんですが、ちゃんと見るのって最初だけ。
そのうちリビングのインテリアと化してしまいます(笑)
その点トイレ学習は本当に画期的!
トイレってこんなに集中できるんだぁ・・
今まで何気なく使っていたトイレがこんなに優れモノだったなんて!
大事なことはトイレで覚える!ぜひやってみてください。
トイレ暗記法は塾の先生もおススメ!
じつはこのトイレで覚える方法、大手の塾の先生も太鼓判の超オススメ方法なんです。
受験塾といわれる大手の塾の先生も注目しているこの方法。
「トイレ学習のススメ」として、生徒のハンドブックにも載っているほどなんですよ。
実際受験生の多くが、暗記する場所にトイレを利用し、大きな効果をあげているのも事実だそうです。
勉強って結局のところ積み重ねがモノを言うもの。毎日コツコツ積み重ねていく以外道はないんです。
そこをうまーく利用したのが、トイレ暗記法。
トイレに行かない人はいませんものね。
受験生だけでなく、小学生のうちからコツコツ覚える習慣をつけることって本当に大切なこと。
算数を勉強として考えるのではなく、普段の生活のなかにさりげなく溶け込ませて、いつの間にか頭に入ってたぁ、ラッキー♪くらいの余裕を持てる方が、子どもにとっても親にとっても苦手科目をなくす最適の方法といえるのではないでしょうか。
まとめ
小学3年生の算数って、実はものすごく重要なことばかり!
いずれやってくる中学受験や高校受験。どんな複雑な問題もすべての基礎は小学3年生の算数あたりがベースとなっています。
いいかえれば、小学校の国語・算数を基礎からきちんと積み上げておきさえすれば、受験だろうとなんだろうと、コワいものなしになるということ。
小学校高学年あるいは中学生になってから、算数や数学に苦労することのないよう、低学年・中学年のうちからこれらのことをきちんと定着させておくことが大切です。
◆つまづいたら教科書にもどる
◆教科書に書かれている言葉の意味を正しく理解する
◆覚えたことは忘れないように、日常生活の中に工夫して取り入れていく
この3つを実行するだけで、苦手が好きに大変身する可能性大です!