もくじ
新聞読んでいますか?「小学生新聞」すごく奥が深いです
うちは「朝日小学生新聞」をずっと購読しています。
子育てで忙しいわが家。
なかなか普通の新聞がゆっくり読めないので,私も主人もこの「朝日小学生新聞」の大ファンなんです❤
もちろん子ども達にも読ませていますよ(^^
こんな方法もあったりして ⇒ 小学生新聞の意外な活用法!宿題が楽になるよ
何かと大活躍しています♬
私が特に好きな記事の一つに「ひきたよしあき」さんの『大勢の中のあなたへ』というコラムがあります。
なんでこんなに惹きつけられるんでしょうか?
その魅力の一つに「強烈なキャッチフレーズ」が挙げられると思うんです。
◆頭の良い人になろう
◆「今いる場所」がいやでたまらないあなたへ
◆脳みそをかしこく育てたいあなたへ
「ん?」思わず読みたくなってきませんか?
そうなんです。
「ひきたよしあき」さんの文章って,いろんなことで悩んでいる私たち(親も子も)の心にダイレクトに届いてくれるんです!
頭の良い人ってどんな人なんだろう?
先日の新聞にこんな記事が掲載されていました。
「言葉は優しくて強い心にしてくれる」
これは先日東京都のある学校で行われた,ひきたよしあきさんの特別授業のテーマです。
朝日小学生新聞読者の保護者から
「最終学年の6年生が,勉強や友達関係の悩みに直面しても,くじけない心・負けない心,を育てられるように」との願いを込めて,ひきたさんに要望したことがきっかけで実現したものなんだそうです。
ひきたよしあきさんは,大手広告会社でコピーライターの仕事をしてきた,いわゆる「言葉のプロ」です。「言葉のプロ」が語る「頭の良い人」ってどんな人なんだろう?
「さぞかし立派な少年時代を送って来られた方なんだろう」と思いきや,意外にもこんなエピソードが語られたんです。
小学生のころ,転校を3回も経験したというひきたさん。名字が「ひきた」であることから「カエル」というあだ名をつけられて,からかわれたりいじめられたりしたそうです。
でも,そんなつらい時をどう乗り越えてきたかというと・・・
「鏡を見るようにした」というのです。
鏡の中の自分に向かって「お前は今強くなっている!」と語りかけ,気持ちを切り替えるようにした,と話されました。
子ども達の中には涙ぐみながら話を聞く子供も多く見られたそうです。
私もここのくだりを読んで,思わず目頭が熱くなってきました。
次に「バカ」という言葉を例に挙げながら「頭の良い人」になろう,と呼びかけました。
◆「バカな人」というのは・・・勉強したり,正しい情報も得ずに,他人を攻撃したり悪口を言ったり,グチを言ったり,文句を言う人のこと
◆「頭の良い人」というのは・・・どんなことにも興味を持って,楽しげに前向きに,明るく積極的に学ぼうとする人のこと。「大好き!」と思える工夫をずっとできる人のこと。
大好き!と思える工夫をするためには,大好きなものを見つけることが大切です。
「好きなものを見つけることは,頭が良くなる一番の近道。勉強は苦しんでやってはダメ!楽しんでやるもの。そんな人が一流になる。」
『言葉のクスリ』つらい心によく効きますよ★
『言葉のクスリ』ってなに?
(その1)つらい時は,鏡に向かって「お前は今強くなっている!」と自分に呼びかけよう
(その2)友達を作る,続ける心がまえ。「また会いたい!」と思われる人になろう
(その3)頭を良くするために「大好き!」を探そう。「大好き!」になる工夫をしていこう
(その4)「勇気・強気・平気・志気・元気」と何度もさけぼう!
これら4つの言葉,聞いてみていかがでしょうか。なんだか勇気が湧いてきませんか?
私はこの記事を読んだとき,涙が止まらなかったんです。
だって,本当に心の中にスーッと染み込んできたような気がしたから。
言葉って本当に不思議です。
使い方によっては「凶器・爆弾」にもなるし,「人を助けるクスリ」にもなる。
普段何気なく話していることが・・・もしかしたら!
◇ものすごく相手を傷つけているかもしれない
◇ものすごく相手を勇気づけているかもしれない
こう考えると「言葉」を発することが,もしかしたらコワくなってくるかもしれません。
でも,言葉を発せずに生活していくことは不可能です。
そして,思ったことを言葉に出さないのは,もっともっと悪いことなんです。
つらい時こそ「ことば」に出して,つらい気持ちを誰かに少しでも分かってもらう。
うれしい時も「ことば」に出して,うれしさをたくさんの人と共有する。
全ての事象は「ことば」にすることによって,問題の本質が見えてくるんです。
「ことば」を学ぶために最も効果的な方法
広島県のとある中高一貫校では「ことば科」という授業が行われており,「ことばの授業」に非常に力を入れています。
この中高一貫校は広島県でも一二を争う非常に難易度の高い学校です。
それもそのはず
「これからの社会に必要とされる人材 ⇒ 世界で活躍できるグローバルな人材」を育成するための「グローバル教育」を積極的に推し進めている学校だからです。
「グローバルな人材」とは,様々な価値観や文化の中で,しっかりとした自分の考えをもち,それを相手に正しく効果的に伝えることができる人材,ということです。
その学校で行われている授業に「ことば科」というカリキュラムがあります。
これは文部科学省から教育課程実践校の指定を受けて実践しているもので,様々なカリキュラムの中でも非常に高い評価を受けているものなんだそうです。
その学校で非常に推奨されていることの一つに「新聞を読もう」が挙げられています。
新聞を読むことによって得られる利点には,本当に計り知れないものがあるそうです。
子どもでも大丈夫!っていうか,子どもにこそ読んで欲しいのが「新聞」
「新聞」を読むことで,自然に「ことば」を学ぶことが出来ます。学ぶ,というより「体の一部になる」っていう感じでしょうか。
様々な困難を乗り越えていくための最大の武器「ことば」を無理なく身に付けていくことが出来るのが「新聞」なんです。
『くじけそうな時』『何かにつまづいた時』『心が折れそうな時』
本当の意味での解決法を見つけるために,あえて「ことば」を考えてみるようにしてはいかがでしょうか。