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小学校で道徳が教科化!でも通知表の成績ってどうやってつけるの?

投稿日:2018-04-01 更新日:


小学校では2018年度から、中学校では2019年度から「道徳」が正式な教科になることが決定しています。

「え?今までも道徳の授業ってなかったっけ?いったい何が変わるの?」

そう感じている人はとても多いもの。

今までの道徳と、これからの道徳とではいったい何がどう変わるのでしょうか?




もくじ

道徳の時間と道徳教育とのちがいは何?

小学校で道徳の時間が始まったのは1958年。

ちょうど60年目の節目にあたる2018年「道徳の時間」から「道徳教育」に変わります。

「道徳の時間」「道徳教育」この2つの違いは一体なんだと思いますか?

「道徳の時間」とは、個別の教科(国語や算数など)としての扱いではなく、あくまでも教科以外の特別活動。教材として用いるのは国の検定を受けない副読本(教科書ではない)や、教師が独自に作成した資料を用いて行う。正式な教科ではないため、成績として評価されない。

これに対して、

「道徳教育」になると、ほかの個別教科と同じように正式な教科として決められた単位の授業が行われるようになる。教科書も「文部科学省検定済」のものが用いられ、学習の結果を各担当教員が評価として通知表に表すようになる。

一番大きな違いは「国の関与を受けるかどうか?」「通知表に成績が付くかどうか?」という点。

今までの道徳は、どちらかというと「ゆるかった」のに比べ、今回からは「ちょっとオカタイ」感じにガラッと変わります。

 

「でも、60年間も続いてきたものが、なんで今さら⁉」

と、思うのも当然のこと。

今さら小中学校で、道徳を教科化する理由って何⁉

その理由を探ってみることにしましょう。

道徳が教科になる本当の理由とは?

道徳が教科化される理由として、大きく2つの点が考えられます。

一つ目は、道徳の授業が実質的には行われていないケースが多く見られたこと。

人としての生き方を教えることが大切だという認識はあるものの、入試には直接関わらないし、通知表に成績がつくわけでもない。

『道徳』って、どうしても軽視されがちです。

ひどい場合には、「道徳の時間」と言いながら、ほかの授業の補習に充てられていたり、レクリエーションの時間になっていたことも珍しくなかったようで・・

 

道徳の授業を確実に行わせるためにとられた最終手段が「道徳の教科化」だったんですね。

 

そして、二つ目は「いじめ問題解決のため」です。

実はこれが道徳を教科化するもっとも大きな理由であるといわれています。

学校現場でのいじめが後を絶たない大きな理由として、子ども達の心の問題が挙げられるのは事実。

子どもを教育する私たち大人の社会でさえ、マナー違反・モラル欠如が招く重大な事件が毎日のように多発していますからね・・

こういった背景からも、しっかりとした道徳教育が必要な時期に来ているのは間違いないということでしょう。

大人も子どもも「道徳」を教科として認識し、ほかの科目と同じようにしっかり学んでほしいと思います。



道徳の通知表 評価の仕方はこうなる!

そこで気になるのが、

「道徳の成績って、どんなふうに評価するの?数字?」

道徳の評価は数字ではできません。

評価方法は当然記述です。

でも、ほかの教科のようにテストがあるわけじゃないし、一体なにをどうやって評価するの?

 

例えば、「基本的生活習慣」について授業をしたとしましょう。

基本的生活習慣というと、「挨拶」「身の回りの整理整頓」が主な内容になると思います。

その授業の達成度を通知表で評価するとこんな感じ⇩

≪評価文例≫
挨拶の意義についてきちんと理解し、日常生活の中でも同級生に対し、自分から積極的に挨拶している姿が見受けられる。

あれ⁉これって、どこかで見たことのある文章じゃありませんか。

そう、現在の通知表にも書かれている【学校生活のようす】【行動の所見】と似たような文面なんですよね。

今までは単に「所見」「記録」だったものが、れっきとした「教科の評価」として記述されるようになっちゃうわけです。

中学受験の調査書に影響は?

中学受験を控えているご家庭では、教科化された道徳の成績が調査書に影響するかどうか?これって気になるところですよね。

文部科学省によると「入試には活用せず、調査書(内申書)に記載することはない」といわれています。

道徳を教科化し成績として評価する目的は、他人と比較するためではなく、道徳の授業を通して子どもの人間的な成長を促し、その成長の課程を丁寧に記録しておくことが最大の目的だからです。

「道徳の成績が良くないと、中学受験の調査書に悪く書かれるから、とりあえず先生の言うことに従っておこう」

では、なんのための道徳の授業なのか・・・分からなくなっちゃいますよね。

しかし、これまでも調査書に【生活の記録】【総合所見】として、学習態度や基本的な生活の様子などがきちんと記述されていましたから、道徳の評価が入試に影響しないからといって、全く無視してしまうのは当然よくありません。

 

中学受験に限らず、入試では受験する子どもの人間性も大きく評価されます。
道徳の授業を真剣に受けることによって、他人の考えをしっかり受け止め、自分の考えも主体的に発言できる子どもに育ちます。

いくら他の教科の成績が良くても、性格的・人間的に問題がある子どもに来てほしい学校はあまりないでしょう。

道徳に限らず、どの教科も真面目にそして積極的に授業を受けることが、これからの時代に必要な子どもを育てる一番の近道になることは間違いありません。

調査書に影響するしないに関わらず、道徳の授業を積極的に楽しんで受けることが、子どもの人間性を高める第一歩になると思いますよ!

まとめ

小学校では2018年から、中学校では2019年から「道徳」が正式な教科になります。
その理由はいったい何⁉

●道徳の授業を確実に実施させる。
●道徳教育を通して、いじめ問題対策につなげる

国語や算数と同じように正式な教科になるということは、通知表にも評価がつくようになります。
その評価の仕方は⁉

●成績を数値で評価することは不可能
●評価は記述式。「伸ばし、励ますための積極的評価」が基本

中学受験する際の調査書(内申書)には記載される⁉

調査書(内申書)には記載しない。入試には影響しない。
●通知表の「生活の記録」「総合所見」は従来通り

 

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