入学式が終わったと思ったら、今度は立て続けに参観日や家庭訪問がありますよね〜
この時期って、子ども以上に親もなにかと落ち着かないもの。
家庭訪問の日って、子どもたちも給食食べたらすぐ帰ってきちゃうので、パートも早く切り上げるママも多いと思います。
先生が来る日は、家の片付けもしなきゃいけません。
そして一番気になるのが、
お茶やお菓子って、先生に出すものなの?
ってこと。
玄関先で済ませる先生もいれば、リビングや和室で話す場合もあります。
●話が玄関先で済んじゃった場合、先生には何も出さなくていいの?
●リビングや和室で先生と話した場合は、茶菓子を出す必要がある?
●家庭訪問って何のためにする?先生方の本音を知りたい!
意外と聞けないこれらの悩みについて、いろいろと探ってみることにしました。
もくじ
家庭訪問の目的は?先生の本音を知りたい!
家庭訪問って一体なんのためにするの?
昔はよく子供の勉強部屋まで見られる、なんて言われてましたが、実際にそこまでする先生はほとんどいません。
家庭訪問の一番の目的って実は、
生徒の家までの道順を知るため!
なんだそう。
意外ですよね!
もちろん、実際に住んでいる家を見ることで、その子がどんな家庭環境で育っているのか?を知ることもできますが、ほとんどのお母さんって先生が来る前に掃除しちゃいますよね。
いつもはもっとすごいことになってるんだけど、今日はなんか雰囲気違うね〜なんて、子どもに暴露されてたりして(笑)
先生にとって、その家の中がどんなに綺麗かなんて、正直全く興味のないこと。
むしろ、家の周辺がどうなってるか?誰が近くに住んでるか?
これが一番の目的であり、先生方の知りたいことだそうです。
特に小学校の場合、学校でケガをしたり、反対にケガをさせたり、思いもよらないことが突然起こるもの。
そんな時、担任の先生が子供の家を知らない〜なんてことのないよう、家庭訪問という名目であらかじめ調査しておく必要があるんですね。
玄関先で済ませる場合 気を付けるポイントは?
小学校だと、ほとんどの場合リビングや和室で話すことが多いと思います。
子どもの年齢が小さければ小さいほど、先生方も家庭環境って気になりますからね。
でも、中学校の家庭訪問の場合、玄関先で済ませることもしばしば。
「玄関先でけっこうです」
と先生から言われることも想定して、準備しておくといいですよね。
もちろん反対に、玄関先で済むかと思ったらリビングで話すことになってしまった、なんてことも考えられますので、どちらになってもいいようにしっかり準備だけはしておくようにしましょう。
玄関先で話をする場合、時間も10分程度であることがほとんどです。
先生も忙しいですからね。
一通り話を聞いたら、そそくさと帰って行かれます。
でもその場合、立ち話でいいの?
それとも座布団を用意しておいた方が・・?
先生がいくら座らなかったとしても、腰を下ろすことができるよう、座布団だけは用意しておいた方がやっぱり感じがいいのは間違いありません。
先生も人間ですから、大事に扱われて嬉しくないはずはないですよね。
おもてなしの心ってやっぱり大切です♪
お茶やお菓子はどうでしょうか?
用意してもほとんどの場合、口にされることはないんですが、小さめのお盆に湯呑を用意しておくだけでもしておいた方が賢明だと思います。
見た目って大事ですからね。
で、大事なのは、用意したお茶にしてもお菓子にしても、
「先生、よかったらどうぞ」
の一言をかならず伝えてあげるようにしてください。
本当に喉が渇いていてお茶が飲みたくても、勧められないので飲めなかった~なんてことも実際にあるそうです。
住宅街など、徒歩で家庭を回る場合はちょっと難しいですが、車で移動している場合であれば、小さめのペットボトルのお茶、あるいは缶コーヒーを渡してあげると、意外にうれしいものだそうです。
小さい子どもがいる先生などは、もらったジュースやお茶をお土産に持ち帰って、子どもに大喜びされるそうですよ。
ただし、いくら勧めても持ち帰るかそうでないかは、先生の判断にお任せします。
次の家を訪問する際に、前の家でもらったものを持っていくわけにはいきませんものね。
リビングや和室で話す場合 ここを見られている!
それぞれの学校の指導方針によって違いはありますが、
「玄関先でけっこうです」
と言われない限り、通常はリビングや和室にお通しするのが普通です。
その際、玄関先に来客用または清潔なスリッパを用意しておくのを忘れないようにしましょうね。
リビングにしても和室にしても、お客様ですから先生に座っていただく場所は上座が一般的です。
しかし、滞在時間は長くても10分~15分ほどですから、明らかに下座でなければそれほど神経質にならなくてもOK。
先生が座りやすく、そして立ちやすい場所であること、これが一番大切なポイント。
そして、意外に見られているのが、部屋の中に置かれている家具や内装、そして、お母さんの服装なんだそうです。
ベテランの先生であれば、家においてあるもので家計的なこと、そして母親の服装や家具のセンスを見れば、子どもの母親の性格や趣味まで分かっちゃうものだそうです。
たとえ玄関先だけでも、几帳面な家であれば玄関からキッチリしてるし、だらしない家であれば玄関の靴が脱ぎっぱなし・・
子どもの育った家庭のありのままの姿をさらけ出してしまうのが家庭訪問。
実際に子どものお母さんと話すことによって、その家庭の常識や教養まではっきり分かるものだそう。
子は親の鏡だとよく言いますからね。
自分が担任する子どものことをよく知りたければ、まず親の姿を見ることが一番手っ取り早くて確実。
だから、時代がいくら変わっても家庭訪問は必要なものなんですね。
家庭訪問が苦痛でたまらない人へ
小中学校の子供がいる家庭では、毎年ゴールデンウイーク前後にかけて家庭訪問が行われることが多いと思います。
学校の先生が家に来る、っていうだけでなんとなく憂うつなもの。
時間もたいてい平日の午後だから、パートも休みをもらわなきゃいけなくなるし。
そして何より散らかっている部屋を片付けなきゃ~ってことが、一番ネックなのかも。
家の中を見に来ることが家庭訪問の本来の目的ではないので、本当は玄関先で済ませたいところですが、そうはいかない場合も多々ありますよね。
わが子もまだ小学生なので、部屋の中は常に散らかり放題です。
でも、そのままでいいんじゃないでしょうか?
担任の先生も、モデルルームを見学しに来るわけではありませんからね。
さしあたり床に散らばっているオモチャや絵本を棚にしまったり、玄関の靴をそろえておくだけで大丈夫です。
小学生の子どもがいる家庭がそんなにキレイじゃないことくらい、先生も分かっています。
部屋の中も大切ですが、それより大切なのは、お母さんの身なりをきちんとしておくこと。
高級なものを身に付ける必要はありません。
大事なのは清潔感のある服装に心がけることです。
プラスして笑顔があれば、もうそれだけで十分だと思います。
家庭訪問だからっていちいち身構えてたら、余計なストレスが溜まるじゃないですか~
そんなことを気にするより、先生とのコミュニケーションを図ることの方がよっぽど大切。
「なんでも話せそうな気さくな先生だよね。困ったことがあればいつでも相談に行ってごらん」
お母さんが感じた担任の先生の印象を、子どもにぜひアドバイスしてあげるといいんじゃないでしょうか。
せっかくの機会ですから、お母さんも担任の先生の印象をしっかり観察しておいてください。
子どもから見る印象と、母親が受ける印象とでは、ずいぶん食い違う場合ってよくあるんです。
見た目は強面な先生でも、よくよく話を聞いてみるとまだ子供が小さくて家では子煩悩なお父さんだった、とか、学生時代はバスケットボールに夢中で勉強しなかったんです、みたいな、普段学校では聞けない意外な裏話を聞けるのも、家庭訪問の特権!
学校の先生が生徒の家庭環境を知りたいように、母親もわが子の担任の先生のことをできるだけ知っておきたいもの。
その絶好のチャンスが家庭訪問だと思うと、気が楽になってきますよ☆