朝日小学生新聞によると、2019年4月から小中高でデジタル教科書の使用が始まることが政府より発表されたそうです。
デジタル教科書とは、子どもたちがタブレット端末などで教科書と同じ内容の学習ができるシステムのこと。
しばらくは紙の教科書との併用も認められるそうですが、将来的にはデジタル教科書だけの授業を子どもたちが受けるようになるのかもしれませんね。
しかし高価なタブレット端末を子どもに持たせることに、最初はきっと抵抗や不安がありますよね。
小学校低学年にタブレット端末を持たせても大丈夫なの?壊した時はどうするの?
どこかに忘れてかえって、盗難にでもあったら一体どうしたらいいの?
小学校に通う子どもを持つ親としては、メリットよりデメリットの方がよっぽど心配です。
タブレット学習を本格的に開始される前に、親として不安なことや心配なことを、いろんな角度から検証してみることにしました。
もくじ
デジタル教科書のメリットは?
子ども達にデジタル教科書を使って学習させることって、実はすごいメリットがたくさんあるんです。
①教師が子どもに説明する際に、自分のタブレットの説明したい個所をそのままテレビ画面にうつすことができるので、紙の教科書を使うよりも簡単に、より具体的に説明しながら授業を進めることができる。
②子どもが自分専用のタブレットを一台ずつ持つことによって、その中に勉強した内容や成績を保存していくことができるため、一人一人の進度にあわせた学習プログラムを作っていくことができる。
③紙の教科書ではできない「具体的でわかりやすい学習」ができるようになる。たとえば算数の授業などで立体図形を学ぶ際にも、図形の様子を実際に動かしながら確かめていくことができる。
④子供の頃からコンピューターを自然に使いこなすチカラを身に付けることができる。
⑤タブレット一台に教科書や参考書などすべての内容が入っているので、持ち運びが非常に便利になる。
これらが代表的なメリットとしてあげられると思います。
なかでも③の「具体的でわかりやすい学習」については非常に魅力的です。
算数でも数学でも、立体図形が苦手な子どもは本当に多いんです。
なぜかって?
頭の中だけで立体を具体的にイメージするのって、けっこう難しいからなんです。
私も子どもが立体図形でつまずいている時、よくサイコロを実際に作ったりして教えた経験がありますが、これってなかなか大変・・
サイコロならまだしも、六角形とか八角形なんかだとアウト!
どうやって教えたらいいのか分かりませんよね。
こんな時タブレットがあったらな~なんて、よく思っていました。
自分だけのコンピューターを使って、実際に立体的な映像を好きなように見れたり、動かしたりできるなんて、まるで夢のようですよね!
デジタル教科書のデメリットは?
メリットがとても多いデジタル教科書ですが、やはりデメリットもあります。
まだ予想の段階ですが、こんなデメリットが考えられそうですね。
①教える側の教師にも、コンピューターに対する知識がある程度要求されるため、指導力の徹底に時間がかかる。
②書くことの減少、考えることの減少につながる恐れがある。
③健康面(視力の低下など)が心配される。
④低学年に持たせる場合は、紛失したり破損した場合のことが懸念される。
小学校でも一人一台ということは、小学校に入学したての一年生にもタブレット端末を持たせるということになりますよね。
いたずら盛りの低学年にこんな高価な機器も毎日持ち運びさせるのって、不安じゃない親の方がぜったい少ないはず。
「タブレット端末を登校中に落としちゃった。」
「友達とふざけてタブレット壊しちゃった。」
「タブレットをどこかになくしてしまった。」
十分考えられるこれらの不安に対しては、まだ納得のいく回答が用意されていないのが現実のようです。
デジタル教科書の費用は誰が負担するの?
そしてもっとも気になるのが、タブレット端末費用は誰が負担するの?ってこと。
紙の教科書であれば、小中学校の義務教育の間であれば当然すべて無償でしたが、デジタル教科書の導入に伴うタブレット端末の整備費用まで全部国が負担してくれるものでしょうか?
今のところこれらの費用が個人負担となるか、子ども手当等で充当されるか、まだ未定のようです。
いくらデジタル教科書がいいといっても、各家庭の負担額が大きくなりすぎるようでは困ります。
たとえば子どもが3人いる家庭であれば、その負担は膨大な金額になっちゃいます。
一台が2万円近くするとして、3人いれば6万円超!
こんなに払わなきゃいけないくらいだったら、今までの教科書で十分!なんて反発する家庭も当然出てくるでしょう。
デジタル教科書が現在の紙媒体の教科書に準ずるものと考えれば、当然無償にしてもらわないと、子どもたちに義務教育を受けさせることができなくなってしまいます。
デジタル教科書の導入によって、子どもたちの教育に変な格差が生じることのないよう、対策をしっかり考えた上での導入をして欲しいものです。
英語必修化は早めの対策がなによりも肝心!
2020年春から小学校や中学校の学習指導要領が大きく変わります。
100年に一度の改革と言われるくらいの大きな改革なんですが、あまりよく知らないという人が圧倒的に多いのも事実。
小学校の授業にプログラミング学習が取り入れられたり、英語が必修科目になったりと、驚くほどいろんなことが変わっていくんですよね~
でもこれって、2020年になってあわてて始めても、完全に遅れをとってしまうんです。
早いところでは、英語学習にしろプログラミング学習にしろ、もう実際に導入し始めていますからね。
特に英語に関しては、できるだけ早めに対策をとることが重要な科目です。
なにしろ、小学5.6年で通知表に成績が付き、中学校では英語の授業が「すべて英語で行われる」ようになるんですから。
英語の授業についていけなくて、子どもが将来困らないようにするためにも、今のうちから英語の基礎だけでもしっかり固めておくようにしましょう。
そのためには、家庭の中でできるだけ英語を身近に感じられる環境を作ってあげることがなにより大切です。
子ども向け英語番組を見せたり、昔ながらの基礎英語を聞かせたりするのもいいですね。
スポーツ好きな子どもであれば、試合の実況中継を英語でそのまま聞く、という手もあります。
バスケットボールが好きな子であれば、NBAの実況中継を生で聞くと、ネイティブスピーカーの発音とプレイがリンクして、ワクワク感が倍増すること間違いなし!
野球やサッカーも同じことが言えますよね。
これを繰り返すことによって、子どもの耳が自然に英語に馴染んできます。
同時に一流プレイヤーの技を見て勉強することができますから、まさに一石二鳥!
この方法、ぜったいおススメです☆
タブレットだと英語の先取り学習がカンタン!
英語の学習法でもっとも効率的な方法、それがタブレット学習なんです。
デジタル教科書が本格的に導入される目的の一つに、英語必修化が関係しているとも言われています。
英語を学ぶのに一番いい方法は、なんといってもネイティブスピーカーの発音に触れることですよね。
しかし、実際の教育現場にネイティブの発音ができる教師がどれだけいるでしょうか?
ALT(外国語指導助手)を招くにも限度があるってもの。
そこで考えられた効率的な方法が「タブレット学習」です。
タブレット一台で、いつでもどこでもネイティブスピーカーの発音を聞きながら勉強することができます。
そしてただ聞くだけではなく、自分で発音の練習することもカンタン。
みんなの前で話すのはちょっと恥ずかしいけど、タブレットに向かって一人で発音練習なら抵抗なくできちゃうもの。
そしてもちろん、英語の文字や単語を正しく書く練習もできます。
スペルチェックも瞬時にしてくれますので、スペルや書き順をまち間違って覚える心配もナシ!
教科書やノートを使っての勉強に抵抗がある子どもでも、タブレット学習なら自分から進んでしてくれること間違いなしです。
タブレット学習だと、子どもの書いた文字や答えを自動で丸つけまでしてくれますから、親はそばで見ているだけでOK。
気になる費用も、塾や英会話スクールの1/3以下が相場。
将来的にデジタル教科書が学校にも導入されることが決まっている今だからこそ、家庭でもタブレット学習を取り入れて、一日も早いスタートを切ることができる環境をつくってあげること。
親が子どもにしてあげられる、もっとも大切なことだと思いますよ☆