もくじ
2017年1月~3月頃には「インフルエンザA香港型」が流行
インフルエンザの型は大きく3つに分けられると言われています。
●A型・・・最もポピュラーで,感染力も非常に強い
●B型・・・人にのみ感染し,消化器系の症状が出やすいのが特徴
●C型・・・感染力が弱く,免疫力の弱い5歳以下の子どもが感染しやすい
2017年の1月~3月頃は,最もポピュラーなA型が流行しました。
一般的には寒い時期にかかりやすいイメージがあるインフルエンザなんですが,
今年はなんと4月~5月にかけてインフルエンザにかかっちゃう人が結構いたようで(>_<)
暖かくなってきたことだし「もう大丈夫~」なんてほとんどの方が安心してた春~初夏。
こんなことってあるんですね・・。
インフルエンザ発症!修学旅行先まで迎えに行くハメに!
といってもこれはわが家のことではないんですが,
近隣の小学校で本当にあった話なんです。
今年の5月,小学校生活最後の思い出である「修学旅行」があり,6年生たちはウキウキワクワク♪広島県からは「大阪・京都・奈良」が昔からお決まりの定番コースです。
「お小遣いはいくら持ってく?お土産買えるかな?」
「太秦映画村では,ぜーったいお化け屋敷入るからね!」
なーんて,行く前からみんなソワソワして本当に嬉しそう❤
当日は朝6時に学校を出発して,みんな笑顔で出発していきました。
「ご飯ちゃんと食べたかな?今頃なにしてるかな?」
なーんて思っていたその時です。
通っている小学校からの着信が携帯にかかってきて・・・
「〇〇くんのお母さんですか?先ほど引率の教員から連絡がありまして,〇〇くんが急に発熱してぐったりしているそうです。
インフルエンザの疑いが濃厚ですので,大変申し訳ないんですが現地まで迎えに来ていただけますでしょうか?」
「え゛っ・・それは京都まで迎えに行くってことでしょうか?」
「そうです。京都駅に教員と一緒に待機しておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。」とのこと。
〇〇くんの小学校は広島県にあります。〇〇くんのお母さんももちろん広島県に住んでます(笑)
一瞬何が起こったのか分からなかったそうですが,気を取り直して切符の手配に取り掛かり,無事広島から京都まで迎えに行くことができたそうです。
こんなことって本当にあるんですね。。。
5月なのに,インフルエンザが大流行しました
修学旅行が終わった後,体調を崩す生徒が続出!
「なんか体がだるい・・・」
から始まってあっという間に40度近くの高熱!
検査の結果「インフルエンザA型」であることが判明した生徒がゾロゾロ出てきたんです。
修学旅行の2週間後には運動会が控えていたにも関わらず,出席停止の生徒が続出し学校は大混乱でした。
一般的にインフルエンザの予防接種って10月から12月頃にかけて接種することが多いですよね。
ワクチンを接種してから抗体ができるまでに約2.3週間かかります。
肝心な予防の効果の期間については3カ月から5カ月と言われています。
つまり,12月に予防接種を済ませていたとしても,効果そのものは翌年5月までにはほぼ消滅していると考えられます。
一番効果を発揮してほしい1月から3月をターゲットにしてワクチン接種する人がほとんどであることもあり,
「まさか5月にかかるなんて・・・」
って感じだったんだと思います。
もうこうなったらどうしようもないかもしれませんね。
せめて,一日でも早く症状を軽くしてあげられるよう,全力を注ぎましょう!
インフルエンザA型の大きな特徴
「なんだか体の調子が悪い・・」
「のども痛いし,熱っぽいのよね・・」
風邪かな?って感じのこんな症状から始まることがほとんどです。
単なる風邪であれば,それ以上あまりひどくなることはないんですが,
インフルエンザだと,ここからの症状が大きく違ってくるんです。
●ゾクゾクとした感じがする。寒気が続く。
●体中あちこちが痛くなってくる。筋肉痛のような感じ。
●ひどい頭痛からやがて高熱が出るようになる。
こうなってくればインフルエンザの可能性大です!
我慢せず,出来るだけ早くお医者さんの診察を受けるようにしましょう。
インフルエンザは早めの対策が肝心です!
単なる風邪であれば症状が出始めてから薬を服用しても問題ないんですが,
インフルエンザに限っては,早め早めの対策ほど重要なものはありません!
なぜなら「猛威をふるう時期に慌ててワクチン接種しても,効果はあまり期待できないから」
しかも,インフルエンザの患者が激増する12月から2月頃の病院の待合室って本当にコワいです。
インフルエンザの予防接種を受けに来たつもりが,インフルエンザウイルスに感染して帰ってきた~なんてことにもなりかねません。
子どもがインフルエンザにかかってしまうと,症状が辛いこともさることながら「出席停止」という悲惨なことになってしまいますから,親としては十分注意しておかなくてはなりません。
2017年秋冬も引き続き「インフルエンザA香港型」が猛威を奮いそうです。
最近の予想は外れることがほとんどないと言われています。
ぜひ早め早めの対策を立てていくようにしましょう!