もくじ
子どもがインフルエンザに感染!家族はどうする?
わが子が通っている小学校でインフルエンザが流行し始めた!
そして、どうやらインフルエンザに感染したみたい・・・
兄弟・姉妹がいるご家族にとっては切実な問題ですよね。わが家も3人の子どもがいるので,1人が感染すると芋づる式に次々と感染していくこと,本当によくあります。
●このままいくと兄妹達も感染してしまうのは時間の問題・・兄妹も予防投与してもらう方がいいのかな?
●子どもを看病する母が倒れてしまってはタイヘン!ママも予防投与してもらえるの?
●数日後に大事な受験を控えた兄妹がいるのにどうしよう・・受験に合わせて予防投与してもらえるの?
子どもがかかっている小児科の先生に聞いてみることにしました。
タミフルの予防投与はできる?副作用は?
家族がインフルエンザに感染した場合,誰かが必ず病院に連れて行くようになりますよね。
診察を受ける際に「タミフルの予防投与はできるのか?」「効果はあるのか?」
など、気になることがあれば質問してみましょう。
私も以前長男がインフルエンザにかかり、小児科の先生に聞いてみたことがあるんですが、先生からこんな回答を頂きました。
「家族にタミフルを予防投与することはできます。予防投与することでウイルスの増殖を抑えて発症を防ぐ効果はあると思いますよ」
ただし、あくまでも予防目的ですので誰でもというわけではなく、高齢者や慢性疾患をお持ちの方、インフルエンザ発症時リスクが高いと思われる方に限られることが多いです。
しかし、家族間での接触が避けられないとか、大事な受験を控えているのでどうしても予防しておきたい・・などどいう場合は処方していただけることが多いですから、ぜひ相談してみることをお勧めします。
気になる副作用についてですが、よく言われる異常行動についてもタミフルの服用との因果関係は考えにくいと言われていますので、その点についてはあまり心配しなくても良いと思います。
タミフルを予防のため服用した場合、効果が得られるのは「服用している期間のみ」と考えられていますので、服用を終えると効果もなくなります。
「どうしても感染を避けたい」といった必要が生じた場合にのみ服用するようになります。
万が一発症してしまった場合は、検査を受けた後、今度は治療に切り替えればよいだけです。
タミフルの予防投与に保険は使えるの?
タミフルを予防投与してもらった場合、健康保険は使えません。
病気になっていないので保険は使えないということです。
車の保険も事故が起こっていないのに使うことはできませんよね。それと同じことです。
タミフルは薬剤としては予防投与が認められていますが、保険請求として予防投与は認められていません。
タミフルを予防投与として処方してもらった場合、全額自己負担となります。
金額の目安として、大人なら2,000~6,000円程度、子どもであれば6,000円程度だと思われます。
ただし、これはあくまで目安ですので、予防投与を考えて医療機関を受診する際には事前に費用の問い合わせをしておくようにしましょう。
タミフル予防投与された場合の飲み方って?
インフルエンザに感染した場合の治療目的だと,タミフルの服用期間は通常「一日2回で5日間服用」となっています。
それに対し,予防目的の場合は「一日1回で7日間」が服用の目安です。
予防目的の場合はタミフルを服用している間しか効果はありません。
飲む時間に特に決まりはありませんが、朝食後や夕食後など毎日決まった時間に服用するようにしましょう。
特に受験生がいるご家庭でほかの兄弟がインフルエンザに感染した場合などは、当日きちんと効果が発揮できるよう服用するタイミングを医師と相談することが大切になってきます。
タミフル予防投与の効果は?
例えば病院や介護施設内でインフルエンザ患者が出た場合、フロアー全体の院内感染を予防するため抗ウイルス剤の予防投与が行われることがあるそうです。
気になる効果ですが、およそ6割から8割の発症予防効果があるといわれています。
実は以前、子供が12月30日深夜に高熱を出し、翌日の大みそか「小児救急外来」を受診したところインフルエンザA型と診断されたことがあったんです。
その時タミフルを処方されたわけなんですが、年末年始ということもあり不安になった私は、
「私や他の家族に予防としてタミフルを処方していただくことはできますか?」
と尋ねたところ,アッサリ処方していただいたことがあります。
ちょうど年末年始だったからかな。
元旦そうそう母親が熱を出してもいけませんしね。
その日の夜から指示通りタミフルを一週間きちんと服用したところ,何事もなくお正月を迎えることができました。
子供も服用後2.3日後には,すっかり元気になり,どこかに行きたくてウズウズしていたようですが,ここはじっと我慢の子(>_<)
まさに絵にかいたような「寝正月」を過ごした記憶があります。
家族も余計な体力を消耗することなく,自宅でゆっくり過ごしたのも発症しなかった大きな一因かなと思います。
さいごに
「病気でもないのに薬に頼るなんて・・・」
薬を飲むことに抵抗がある、または薬が嫌いな人って結構多いもの。
女性はそうでもありませんが、男性は薬嫌いの人が多いですよね。
ましてや予防で飲むなんてもってのほか。
母親ってどうしても自分が倒れてしまうわけにはいかない、という責任感が強いから、少々のことならなんでもできてしまうもの。
そこが母親と父親の違いかもしれません。
これだけ医学の進歩が目覚ましい現在です。
正しい情報に従って医師やまわりの人たちと相談し合い、時には現代医学の力を借りながら、夫婦で助け合いながら子育てしていくことが大事だと思います。
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