もくじ
もしかしてインフルエンザ?
こんな症状が現れたらインフルエンザの可能性大です。
●体がひどくだるい。倦怠感が続く。
●ゾクゾクして,寒気が止まらない。
●体中が痛い!筋肉痛をひどくしたような感じが続く。
●頭痛がして,熱っぽい感じがする。あるいは,突然の発熱。
「ヤバい!すぐ病院に行って検査してもらわなきゃ!」
なんて慌てて病院に行ってしまいがちなんですが,インフルエンザの検査ってある一定時間を経過していないと陽性反応が出ないんです。
一般的には発症後12時間から24時間経過していないと,仮に感染していても検査キットに反応しないと言われています。
一刻も早く治したい気持ちはよく分かりますが,ここはあわてず騒がす少しの間辛抱したほうがよさそうですね。
子どもが夜発熱した!受診のタイミングは翌日がベスト
子どもの場合,よく夜に発熱します。
昼間はあんなに元気だったのに・・・ってこと,本当によくありますよね。
学校でインフルエンザが流行している時期ならなおさら要注意です。
◆いつもならごはんもおかわりするくらいよく食べるのに,今日は「あまり食欲ない・・・」といって残した。
◆好きなテレビ番組も見ようとしない。ゲームもしたくない感じ。
◆口数が少ない,いつもよりおとなしい。
◆いつもより親に甘えてくる・・なんだからしくない感じ。
こんな兆候があった時は,たいてい何かの前触れです。
そしてイヤーな予感はどういうわけかよく当たっちゃうんです。
どうも寝つきが悪いので,体温を測ってみると「39.0℃!」みたいな。
とりあえず氷嚢を枕に挟んで,少しでも休めるようにして一晩過ごします。
こういう時って,親も子も寝られないですよね。でも乗り切るしかない!
やっと朝が来た!でも,あさイチに受診しちゃダメなんです。
仮に発熱が分かった時間を22時だとすると,少なくとも朝の10時までは12時間以上経過していませんので,最短に受診したとしても翌日のお昼前ってところでしょうか。
事情が許せばこの場合だと,午後からの受診でも問題ないと思います。
限りなく陽性に近いのに,検査時期が早すぎたために陰性になってしまった!
「明日の朝,再度受診して検査しましょう」
なんて言われることのないよう,受診のタイミングにはくれぐれも注意しましょうね。
抗インフルエンザ薬は48時間以内の服用が望ましい
検査の結果,残念ながらインフルエンザにかかっていることが分かったら,
医師から処方される「抗インフルエンザ薬」を速やかに服用しましょう。
抗インフルエンザ薬とは
●タミフル
●リレンザ
●イナビル
これらが代表的なものです。
私自身もインフルエンザには何度かかっていますが,これらのお薬にずいぶん助けられた記憶があります。
わが家の子ども達も同じく何度もお世話になりました。
この「抗インフルエンザ薬」の作用は,あくまで「ウイルスの増殖を抑えるもの」であって,「ウイルスを死滅させるものではない」そうなんですが,実際にインフルエンザにかかって辛くてたまらない時に服用すると,魔法にでもかかったように良く効く気がするんです。
お医者さんから出されるお薬って,心理的に安心できる作用も大きいのかもしれませんね。
必ず水分補給して,あとは安静にしておくのみ!
インフルエンザウイルスは乾燥が大好き!
そもそも,乾燥したのどや鼻の粘膜にウイルスが付着することによって,インフルエンザの感染を引き起こしているのですから,逆に言えば乾燥した状態を作らないことがインフルエンザに感染しない一番の対策と言えます。
風邪をひいた時,あるいは風邪予防にマスクをしている人をよく見かけますが,マスクには自分の呼吸で喉や鼻の粘膜を湿らせておくという,大変重要な役割があるからなんです。
ウイルスは湿気に弱い。そして乾燥したところが大好き。
だから「適度な湿り気と水分」ってものすごく大事♪
そして,もう一つ大事なポイント「安静にする」「ひたすら寝る」これすごーく大事です!
「なぜ安静にしておかなきゃいけないの?」
「そうは言っても,主婦ってゆっくり休むわけにはいかなくって・・・」
インフルエンザに感染した場合,人間の身体にはインフルエンザウイルスに対抗するための抗体が「高熱」という形で現れます。
この「高熱」こそがウイルスに対抗する大事な手段なんです。
しかもこの「抗体」は無理に動いたり活動したりしていると,上手く働いてくれなくなるんです。体力も大幅に消耗してしまいます。
ですから,この「抗体」が上手く活動してウイルスをやっつけてくれるよう,十分に身体を休ませる必要があるんですね。
もしかしてインフルエンザ?
こんな時こそ落ち着いて,ゆっくり深呼吸。
あわてず騒がず,とにかく身体を暖かくして安静にしておくことが何よりも大事ですよ♬