学校からなにやら茶封筒に入った手紙を持って帰ってきた、小学6年生男子。
「なにこれ⁉」
おそるおそる中を開けてみると、そこには「眼科健診(再検査)のお知らせ」と書かれた一通の手紙が。
小学校の集団検診で調べた結果「右目0.5、左目0.6」とのこと。
確か5年生までは、両目とも1.2くらいで何の問題もなかったはずなのに、どうして⁉
小学校の視力検査の判定とは、一般的にこうなっているそう。
A判定・・・両目とも1.0以上
B判定・・・視力0.7~0.9
C判定・・・視力0.3~0.6
D判定・・・視力0.2以下
見事C判定をもらって帰ったわが家の息子。
ゲームもスマホもほとんどしない、読書家でもなければ、もちろんガリ勉くんでもないのに、どうして目が悪くなったの⁉
子どもが近視になる原因ってなに?
子どもの視力を回復する方法はあるの?
さっそく眼科に連れて行っていろいろ聞いてみたところ、そこには意外な事実があったんです。
もくじ
成長期には視力が低下しやすい?
小学校低学年の子どもに比べて、高学年になるほど近視の子どもが増えています。
これはなぜ?宿題の量が増えたから?年をとったから?(笑)
年をとったから、というのは少し当たっているかも。
とういうのも、高学年になってくると、ちょうど成長期と重なってきます。
体つきもグングン大きくなってくる時期です。
こういった成長期は、身長も伸びるんですが、それと同じように眼球も伸びて大きくなるため、必然的に近視になりやすいんだそうです。
ですから、いくら本を読まなくても、ゲームをしなくても、どうやっても成長期に近視が進むのを止めることはできない・・とのこと。
身体がどんどん成長しているのに、眼球だけ小さいまま・・というのはあり得ない、というのが眼科の先生たちの間では常識といわれているそうです。
成長期の近視には治療法がない?
子どもが成長期にさしかかった場合、目が悪くなるのは仕方ないとあきらめるしかないんでしょうか?
でもよく考えてみてください。
同じように成長期を迎えている同級生の全員が視力の低下に悩まされているとは限りませんよね。
子どもの普段の様子をよーく観察してみてください。
同じようにゲームをしていても、視力が悪くなる子とそうでない子では、明らかな違いがあるんです。
それは「屋外でよく遊ぶ、スポーツをする」時間が長いかそうでないか?という点。
外でよく遊ぶことによって、太陽の光を浴びる時間が長くなりますよね。
この太陽光にこそ、近視を抑制する効果があると考えられているんです。
眼科の先生に成長期だから・・・っていわれて、あきらめないでください。
近視を完全に治すことはできないかもしれませんが、それ以上進行しないようにしていく方法は確実にあります。
何事もあきらめずにチャレンジいくこと。これが何より大切ですよ♪
黒板の字が見えにくい・・眼鏡は必要?
しかし、ある程度近視が進んでしまうと、学校の黒板の字が見えにくくなってくるもの。
そうなると成績のことも心配になってきますよね。
小学生であっても視力が下がった場合は、やはり眼鏡をかけたほうがいいんでしょうか?
どこの眼科の先生に聞いてもほとんどの場合「かけたほうがいい」と言われます。
視力を矯正する眼鏡をかけることによって、黒板の字が明らかに見えやすくなるのは確実。
字がよく見えるということは、授業の内容もより理解しやすくなってくるでしょう。
ここだけみると、眼鏡をかけるっていいことずくめのように思われますが、一度眼鏡をかけてしまうと近視がどんどん進んでいくというのも事実。
とくに小学生の場合、視力が低下したといっても実は一時的にピントが合わなくなっていただけで、しばらくすると元の視力に戻っていた、という「仮性近視」の状態であることも多いからなんです。
たまたまその日の視力検査で結果が悪く出てしまい、それが「視力低下のお知らせ」になって親に伝わってしまい、あわてて眼科にかけ込むことに・・・
そして、その眼科でも「たまたま」悪い結果がでてしまい、眼鏡を作りましょう~なんてことも、小学生の場合考えられなくはない話。
その「たまたま」が重なったことによって、眼鏡が手放せない人生を送るようになってしまっては、取り返しがつきませんよね。
そうならないためにも、視力が低下したからといってすぐに眼鏡という選択肢はとらない方がいいと思います。
眼鏡をかけなくてもいい工夫をしてみる
小学生の場合であれば、学校にもよりますが、まずは担任の先生に話してみることが大切だと思います。
即座に眼鏡を買い与えるのではなく、黒板の字が見えにくいようであれば席を前の方に変えてもらうのが、もっともよい方法です。
そしてほかにも、
テレビを見る時は、2.5m以上は離れるようにする。
宿題をする時は、教科書やノートから目を30㎝以上離すようにする。
できるだけ姿勢を正して、猫背にならないようにする。
など、ちょっと生活習慣の見直しをすることで、視力の低下を防ぐことは簡単にできます。
いいかえれば、いくら良い眼鏡を買っても、根本的な生活習慣を改めないことには、この先ズルズルと新しいレンズを買い続ける人生を送るようになるということ。
子どもが本格的な近視になってしまう前に、視力が低下した原因を今一度よく考え、思い当たるふしがあれば改善していくよう努力してみる。
しばらくの間はそれで様子をみていっても、小学生のあいだであればまったく問題ないと思いますよ。
視力回復トレーニングを試すのもアリ!
自分で視力回復していく方法も、けっこうたくさんあるんです。
「遠くと近くを交互に見るのが、視力回復に良い」
って聞いたことがありませんか?
遠くと近くを交互に見ることによって、緊張していた毛様体筋が緩み、視力が良くなる効果が期待できます。
そしてもう一つ、外眼筋の眼筋トレーニングという方法もあります。
これは目を大きく見開き、パソコンなどの画面に映し出された物体を目で追いかける、というもの。
瞬発力を要求されるスアスリートが行う「動体視力訓練」によく似ています。
これらはすべて自宅で、誰でも、簡単に行うことができますよね。
詳しいやり方については、ネット上を検索すれば視力回復の専門家が情報をたくさん公開してくれています。
その気になって探せば、役に立つ情報はいくらでも手入るもの。
無料で試せるものもたくさんありますので、一度試してみることをぜひおススメします!
また、本屋に行けばマジカルアイの視力回復本も手に入れることができます。
3Dの立体視をすることによって、自分でしっかり眼筋を鍛えることができます。
これらのやり方によって視力回復の効果が最も期待されるのは、成長期・発育期で近視の状態がまだ発展途上の人。
つまり視力低下の兆候が出始めた子どもには、非常に有効な方法といえます。
ほかにも、有料にはなりますがアイトレーニングという有名な教材を使って自宅で視力回復のトレーニングを行う、という方法もよく選択されているものの一つです。
効果については個人差がありますので、どの方法がいいと一概には言いきれませんが、どれも副作用が認められるような方法ではありませんので、一度試してみる価値は十分にあるといえます。
有名なスポーツ選手も取り入れているアイトレーニングという視力回復法が実際に大きな効果をあげているのも事実。
効果がなければ返金してもらえるというシステムを採用しているところがほとんどなので、安心して試してみることができます。
メガネ屋さんに走るのは、これらあらゆる方法を実際に試してからでも全然遅くないと思いますよ☆